結論
「://」はプロトコルとアドレスを区切る記号であり、「www」は本来ウェブ用サーバーを示すサブドメインです。どちらも歴史的には必要だったが、現代では省略しても問題ないことが多く、特に「www」は使わないのが一般的になっています。
:// の正体は何なのか?
- 「://」は スキーム(scheme)を区切るための記号
- 例:「http://example.com」
- http → 通信方法(プロトコル)
- :// → その後ろに「接続先(ホスト名やIPアドレス)」が来ることを示す
👉 「://」があるからこそ、ブラウザは「これはウェブ通信だな」「これはファイルを開く通信だな」と理解できる。
- 例:https:// → 暗号化通信
- ftp:// → ファイル転送
- mailto:// → メール送信
www とは何か?
- 「www」は World Wide Web の略
- 1990年代、サイトは「メール用」「FTP用」「ウェブ用」とサーバーが分かれていたため、「ウェブ用サーバー」を示すサブドメインとして「www」を付けていた
- 例:「www.example.com」=「ウェブ用の example.com」
なぜ www が消えたのか?
- 技術的には「www.example.com」も「example.com」も同じ場所に向けられるよう設定可能
- 手入力の時代は「www」を省いた方が便利だった
- 現代のブラウザや検索エンジンは、自動で補完してくれる
- そのため シンプルに example.com を使うのが主流 に
👉 実際、Google、Facebook、Amazon など大手も「www」を省いている。
まとめ
- :// → 通信方法とアドレスを区切る大事な記号
- www → 「ウェブ用サーバー」という昔の目印。今は省略が一般的
- 両方とも「インターネット黎明期の名残」で、現代では利便性を重視して省略される
✅ ポイント
「://」は必要だが、「www」は必要ではない。
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