結論
ハイチェアで足が辛くなるのは、足裏が床に着かず「ふくらはぎの筋ポンプ」が働きにくくなるためです。血流が滞るとこりやむくみにつながります。対策は「足置きで接地を作る」「足首運動」「屈伸やスクワット」「姿勢を変える」ことです。
ハイチェアで足が辛くなるのはなぜ?
普通の椅子に座ると足裏が床に着き、自然にふくらはぎの筋肉が収縮して「血液のポンプ作用」が働きます。これが全身に血を巡らせるサポートになっています。
一方で、ハイチェアは足が宙に浮いた状態になりやすく、この作用が弱まります。結果として以下のような不快感が出ます。
足の重だるさ むくみ 足先の冷え こりやしびれ
つまり「重力」と「血液循環」が大きく関わっているのです。
足の呼吸・血液との関係
足は「第二の心臓」と呼ばれることもあります。ふくらはぎの筋肉がポンプのように動き、血液を心臓に戻す役割を持つからです。
足裏が接地しない状態では、このポンプが十分に働かず、循環が悪くなります。
また、酸素の運搬と老廃物の排出が滞るため、筋肉内に疲労物質が溜まりやすくなり、「足がこる」感覚につながります。
ではどうすれば楽になるのか?
1. 足置きを使う
**フットレスト(足置き台)**を設置し、足裏が接地する状態を作る。 足の呼吸(筋ポンプ)が回復し、血流が改善する。 オフィスチェア用の小さな足置きも市販されています。
2. 足首を動かす
足首を上下に動かす(背屈・底屈)だけで効果あり。 つま先を上げ下げするだけでふくらはぎの筋肉が収縮し、ポンプ作用が働く。 デスクワーク中でも座ったままできる。
3. 屈伸・スクワット
しばらく座った後に立ち上がり、軽い屈伸やスクワットを行う。 太もも・ふくらはぎが動き、大きな血流改善効果がある。 「数回だけ」でも十分。
4. 姿勢をこまめに変える
足を組む、膝を曲げ直すなど同じ姿勢を続けない。 太ももの裏が座面に圧迫され続けるのを防ぐ。 少しでも足を動かす意識が大切。
結論まとめ
ハイチェアが辛いのは 足裏が接地しない=血流が滞るから。 一番の解決策は足置きの設置。 それが難しい場合は 足首の上下運動+時々立ち上がって屈伸やスクワット。 ポイントは「足をどう使うか」。
