結論
歯間ブラシをサボると、わずか数日で歯垢が歯石に変化し始めます。歯石になると自分では取れず、歯周病のリスクが急激に高まります。毎日のケアが最も大切です。
歯垢から歯石になるのはいつ？
歯垢（プラーク）は食後8時間程度で形成され始める 48時間で歯石化が始まるという報告がある 個人差はあるが、2〜14日ほど放置すると歯石化するケースが多い 唾液の性質や歯並びによって歯石がつきやすい人とつきにくい人がいる
歯間ブラシの必要性は？
歯ブラシだけでは歯垢の6割しか落とせない 歯間ブラシやフロスを使うと8割以上除去できるとされる 特に歯と歯の間（隣接面）は虫歯や歯周病の温床になる
歯間ブラシはいつから必要？
10代後半〜20代前半でも歯間が広がっていれば必要 一般的には歯ぐきが下がり始める20代後半以降は必須アイテム 歯科医師のチェックで「歯間ブラシが入る隙間」があればすぐに導入した方が良い
サボるとどうなる？
3日間サボる 歯垢が増えて口臭が発生。歯ぐきに炎症が始まる可能性。 1週間サボる 歯ぐきの腫れや出血が出やすくなる。軽度の歯肉炎が起きやすい。 2週間以上サボる 歯石が硬く固着してしまい、もう歯間ブラシでは取れない。歯科医院でのスケーリング（歯石除去）が必要。
歯石がつくと何がまずい？
歯石の表面はザラザラしており、さらに歯垢が付きやすくなる 歯周病菌が繁殖しやすくなり、歯周炎や歯の喪失につながる 自分で除去できず、歯科医院での超音波スケーラーで取るしかない
まとめ
歯垢は48時間で歯石化が始まる 歯間ブラシは20代後半以降は必須、若くても隙間があれば導入 サボると数日で口臭・炎症、2週間で歯石固定化 予防のためには毎日夜1回の歯間ブラシ習慣が最も効果的
参考文献
厚生労働省 e-ヘルスネット「歯垢と歯石」 日本歯周病学会「歯周病予防」 American Dental Association (ADA) “Plaque and Tartar Formation”
夜だけでも歯間ブラシを取り入れるだけでリスクは大きく減ると言われています。
